デスクワークやスマートフォンの長時間使用、立ち仕事など、現代の生活では肩や首に負担がかかりやすく、多くの方が肩こりに悩まされています。
「肩が重い」「首や肩が張って痛む」「マッサージしてもすぐ戻ってしまう」と感じることはありませんか？
肩こりは単なる疲労感だけではなく、慢性的に続くと頭痛や吐き気などの症状を伴うこともあります。日常生活に支障をきたす前に、肩こりの仕組みを理解し、適切な対策を行うことが大切です。
肩こりに見られる主な症状とは？
肩こりは病気そのものの名前ではなく、頭痛や腰痛と同じように「症状」を表す言葉です。明確な定義はありませんが、首の後ろから肩、肩甲骨まわりの筋肉が緊張して硬くなることで、不快感や重だるさ、鈍い痛みなどが現れます。
初期の段階では肩や首が少し張る程度ですが、進行すると慢性的な重さや痛みに悩まされるようになります。さらに悪化すると背中や後頭部にまで症状が広がり、頭痛や吐き気を伴うケースも少なくありません。
肩こりを引き起こす原因
肩こりは、特定の疾患に伴って現れることもあります。たとえば頚椎の障害や顎関節症、心疾患や脳の病気などに関連して症状が出る場合もあるため注意が必要です。
一方で、一般的に「肩こり」と呼ばれるものは、生活習慣や体の使い方に起因することがほとんどです。
⚫︎デスクワークやスマートフォン操作など、長時間同じ姿勢を続けること
⚫︎運動不足、または逆に過度な運動による筋肉疲労
⚫︎ストレスや精神的な緊張による自律神経の乱れ
⚫︎冷房などによる身体の冷え
⚫︎加齢に伴う筋肉や関節の変化
こうした要因が重なることで筋肉が硬直し、血流が滞り、肩こりを引き起こします。
予防法と症状を和らげる方法
肩こりを防ぐためには、日常生活の中での習慣改善が欠かせません。
予防のために有効な方法
✔️長時間同じ姿勢を続けない
✔️蒸しタオルなどで肩を温め、血流を促進する
✔️ストレッチや体操などで筋肉を動かす
✔️入浴で身体を温め、リラックスする
症状をやわらげる工夫
血行不良が肩こり悪化の大きな要因の一つであるため、血流を促す取り組みが効果的です。運動で心拍数を上げると血管が拡張し、循環が改善されます。また、マッサージやストレッチで筋肉を柔らかくすることでも血流がスムーズになり、こわばりが和らぎます。さらにお風呂で身体を温めることで筋肉が緩み、肩の重だるさを軽減する効果が期待できます。
肩こりでお悩みの方は当院へご相談ください
肩こりは放置すると慢性化し、頭痛や吐き気といった二次的な不調につながることもあります。セルフケアだけでは改善が難しい場合もあるため、専門的な施術を受けて根本から整えることが大切です。
当院では、患者さま一人ひとりの身体の状態や生活習慣を確認し、筋肉や姿勢のバランスを整える施術を行っています。慢性的な肩こりでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
