本来なら何も音がしていないはずなのに、「キーン」「ジーン」といった高音や、「ザー」「ゴー」といった低音が耳の奥で鳴り続けることがあります。これが「耳鳴り」です。
多くの方が耳鳴りを経験しているとされ、決して珍しい症状ではありません。軽度であれば気になる程度で済みますが、重いケースでは睡眠や仕事に支障をきたし、日常生活の質を大きく下げてしまいます。
耳鳴りには種類や強さに個人差があり、数分で治まる一過性のものもあれば、一日中続いてしまう慢性的なものもあります。「病院で検査しても原因がわからない」と言われてしまい、不安やストレスを募らせている方も少なくありません。
整骨院では、体のバランスや血流、自律神経の状態を整えることで、耳鳴りの軽減や再発予防をサポートしています。
症状｜耳鳴りがもたらす様々なサイン
耳鳴りの音の種類や感じ方は人によって大きく異なります。
- ⚫︎「キーン」「ピー」といった電子音のような高音
- ⚫︎「ザー」「ブーン」といった低音の雑音
- ⚫︎片耳だけに響く場合もあれば、両耳から聞こえる場合もある
- ⚫︎音が断続的に現れる人もいれば、常に鳴り続けている人もいる
このように表れ方は様々ですが、共通するのは「本人にしか聞こえない場合が多い」という点です。これを「自覚的耳鳴り」と呼びます。一方で、筋肉のけいれんや血流の音など、周囲の人が確認できる「他覚的耳鳴り」もありますが、割合としては少数です。
耳鳴りは単独で現れるだけでなく、めまい・吐き気・耳の閉塞感・難聴などを伴うこともあります。こうした場合、より重度の耳の病気や全身疾患が関わっている可能性があるため注意が必要です。
原因｜なぜ耳鳴りが起こるのか？
耳鳴りの背景には多くの要因が関与しています。
◇日常生活による影響
ストレスや疲労、睡眠不足が重なると自律神経が乱れ、耳の血流が悪化して耳鳴りを引き起こすことがあります。特に首・肩のこりが強い方は、血流障害が原因で耳鳴りが悪化するケースが少なくありません。
◇加齢による変化
加齢とともに音を感じ取る有毛細胞が減少し、聞こえが悪くなる「老人性難聴」が起こります。このとき脳は不足する音を補おうとして活動が活発化し、その結果「耳鳴り」として音を感じることがあります。
◇耳の病気
外耳炎・中耳炎などの炎症、メニエール病や耳管狭窄症などの疾患が耳鳴りを誘発します。突発性難聴や聴神経腫瘍など深刻な病気が関与する場合もあり、早期発見が大切です。
◇大音量や外傷
ヘッドホンやイヤホンを長時間使用し続けると「音響性難聴」を発症し、耳鳴りが現れることがあります。また、ライブ会場や工事現場などで大きな音にさらされることでも耳の細胞がダメージを受け、耳鳴りを引き起こす可能性があります。交通事故などによる外傷も同様です。
◇全身疾患
高血圧や動脈硬化、心臓病、さらには脳梗塞や脳腫瘍といった重い病気が背景にあるケースもあります。耳鳴りが急に強くなったり、めまい・しびれなど他の症状を伴った場合は早急に医療機関を受診することが必要です。
耳鳴りでお悩みの方は当院へご相談ください
耳鳴りは一見すると「小さな不調」に思えるかもしれませんが、その裏には生活習慣から全身の病気まで、さまざまな要因が隠れています。原因が複雑に絡み合っていることも多く、放置していると慢性化してしまうケースもあります。
整骨院では、首肩の緊張を和らげて血流を改善し、自律神経のバランスを整える施術を行うことで、耳鳴りの軽減をサポートします。また、姿勢指導や生活習慣のアドバイスを通じて、再び耳鳴りが起こりにくい体作りも目指します。
「病院で異常はないと言われたけれど、耳鳴りに悩んでいる」
「慢性的な耳鳴りで眠れない日が続いている」
そんな方は、ぜひ一度当院にご相談ください。専門スタッフが丁寧にお話を伺い、あなたに合った改善方法をご提案いたします。
